この論文では、細粒度のソースコード変更解析を用いて、ソフトウェアの系譜におけるホモログ(homologue, homologous code:相同コード)を自動的に検出し追跡する方式を提案しています。ホモログの検出や追跡は、ソフトウェアの開発やメンテナンスを行う際に、コードの理解を助けたり、エラーを引き起こす可能性のある一貫性の無い変更を、検出・防止するのに役立つと考えられます。
Diff/TS: A Tool for Fine-Grained Structural Change Analysis (WCRE2008)
この論文では、プログラムの構造的変更を細粒度解析するのためのツールについて報告しています。Diff/TSと呼ばれるこのツールは、あるリビジョンのプログラムを別のリビジョンに変更する際に要する、移動(move)を含む編集操作(edit operation)の列を計算し、可視化し、分類することができます。